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東京トワイライト・バスターズ

　あー・・・・。色々な意味で伝説のソフトハウス、ウルフチームの作品です。ここはコンセプトは面白いんだけど値段が高く、バグがとにかく多く、ついでにゲームをやってみるとなんだかなぁという代物を作る事が多いんですが、この『東京TB』はいい作品でした。

　物語はイギリスで過ごしていた祥が父の失踪の連絡を受け、帝都に帰ってくるところから始まります。直後に父の死体発見の報を受け、警察に行った祥が見たものは見覚えのある父の背広を着ていたものの、人相もわからないほどに腐った死体でした・・・。

　父の死に疑問を持った彼は独自にその原因を調べようと決意します。ところがそれは異様な狂気と残虐さに満ちた世界への入り口だったのです。

　『東京TB』はホラーであり、その描写はかなりきついものがあります。内臓とか腐ってウジの湧いた死体とかが嫌いな方は避けたほうがよろしいでしょう。しかしゲームとしては難解な謎、きつい時間制限、狂気に満ちた雰囲気などが素晴らしい効果を発揮しており、一級品といえます。もちろんウルフチームの開発ですからバクはありますが、いちおう何とかなるのではないでしょうか。是非やってほしいゲームの一つです。これも95に移植を希望する作品の一つです。