ブランディッシュ 1・2・3・VT

 すべての動作をマウスのみで行うという(その頃としては)斬新なコンセプトで登場したアクションRPGです。そのパズル的なダンジョンの面白さ、直感的な動きやすさ(慣れればね)、敵との戦いの面白さなどが人気でした。

 ブランディッシュにはとにかく無口な主人公のアレスをはじめとして様々な魅力的なキャラクターが登場しますが、もっとも魅力的なのは金髪グラマーで強力な魔法使いであるドーラさんでしょう。アレスを師匠の敵とつけ狙っているのはいいんですが、とにかくボケをかますかます。一本道の突き当たりに現れ、「やっと見つけたわよ」等と言いながら一歩を踏み出した途端にトラップを踏んで巨大な岩に追いかけられながらご退場なさった時には笑いが止まりませんでした。

 しかし、このブランディッシュ、1、2、3までは正常進化してきたと言えるのですが、第四作となるVTはどうもなんですね・・・。キャラや世界観を一新したのはまあ良しとして(アレスとかドーラが懐かしいですが)何故に今までのトップビューからクォータービューにしたのでしょう。確かに見栄えはよくなりましたが、マウスでの操作がしにくいこと!前後左右に、場合によっては敵と正対しながら平行に動かねばならないのにクォータービューではそれがしにくいのです。なんとか根性でクリアしたものの、なんとぶち切れたかわかりません。バカヤロー、雑誌での見栄えを気にする前にゲームとしての出来を気にしろー!!

 と叫んではおりますが、今でもアクションRPGの傑作の一つであると認識しております。昔のゲームデータはPC-98のディスクに残ってるはずだし…吸い出してエミュレーターで遊んでみようか。あるいはEGGプロジェクトというのもありですね。

人の山田様が見てる

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