アニメは日本の誇る映像文化の極致の一つであると私は考えています。
現在の日本人でアニメを観た事のない人はほとんどいないと思われるほど、この国ではアニメという表現方法が一般化しております。おそらく世界でもここまでアニメというものが受入れられている国は……あとはアメリカくらいのものだと思われますが、そのアメリカでもアニメとは基本的に子供向けのものであり、立派な大人は目を背けるものであるとされていると聞きます(日本でも実はそうだという指摘もありますがまあそれは置いといて)。
さて、『オタク』というのは別にアニメやゲーム、漫画好きのみを規定するための用語ではありませんが、実際問題として『オタク』はアニメが好きな場合がほとんどです。いや、日本の若者であればほとんどが程度の差こそあれアニメは好きでしょう。何しろ子供のころからなれ親しんでいるのですから、
もし「私はアニメが嫌い。絶対に観たくない」という若い人がいたらそれはよほどの箱入りか捻くれモノかあるいは独自の価値観を持っている人という事になるかと思います。それともなんかのトラウマか?つまりオタクに限らず日本人はアニメ好きの人がかなり多いと思われます。もちろん嫌いな人はいるでしょうし、それはそれで人の勝手なわけですが。
さて、私がアニメを見だしたのは何時のころからでしょうか、記憶に残っているかぎりではアトム、ガッチャマン、ヤマト、そして小学生のころにガンダムを観ていたと思います。とは言えその頃はまだ物語などほとんど知らず、ただかっこいいから、と言う理由でガンプラにはまり、さらに見てもいないアニメのプラモデルをがしがし作っていました。
初めて物語として観たアニメは『銀河漂流バイファム』です。宇宙を舞台にした十五少年漂流記といった作品で、生き生きとした子供たちの描写と、バーニアを噴かしながら宇宙を飛び回るラウンド・バーニアンが魅力的でした。今観ても名作ですな。ちなみに私はマキ・ローウェルのファンです。思えばあれが『萌え』というものだったのでしょう。
その頃ロボットアニメ業界は元気な時期で、私もバイファム、エルガイム、ガラット、レイズナーとバンダイ・サンライズ系を中心にアニメを見ておりました。しかしその後アニメはOVAに移行していき、自分のテレビもビデオもついでに金も持っていない子供には縁遠くなっていったのです。野心的な作品は確実にペイするOVAで、TVではあたった原作モノをやるといった状況の中で、中学、高校とあまりアニメを見ずにすごしてきたような気がします。そのころはどちらかというと洋画をよく観ていました。
再度アニメを観だしたのは一人暮らしをはじめ、誰はばかることなくビデオを見ることができるようになってからです。ビデオのレンタルを盛んに利用し、まあ有名どころはある程度観ておりました。とはいえ自分の好みにあいそうなものをちょこちょこ観る程度で、系統立ったいわゆる立派なオタクとしての観方はしておりませんでした。まだまだ青うございましたね。
さてそんな私の目を覚ました(と言うか泥沼に引きずり込んだと言うべき)のが『エヴァンゲリオン』でした。賛否両論の激しい作品ですが、私は非常に高く評価しています。いいところも悪いところも全部まとめて愛してるって感じですか。この作品を知ったことでニフティの関連フォーラムに次々に入会し、そこでの発言を読んでさらに様々なことを知り、さらに岡田斗司夫さんの本を読んで「立派なオタクになろう!!」と決意したのです。まさにもともと曲がっていた私の人生をさらにねじ曲げたありがたい作品と言えます。
人の山田様が見てる
凉武装商隊 since 1998/5/19 (counter set:2004/4/18)